2歳でデビューし、その後、1994年に同局の「家なき子」の主人公を演じ「同情するならカネをくれ」のセリフとともに一世を風靡(ふうび)した安達は、「久しぶりに日本テレビのドラマに出演することができ、とてもうれしく思っています! 娘役の白山乃愛ちゃんがかわいくて癒やされながら撮影しています。自分が子どもの頃は、スタジオの廊下を走り回ったりしていたので、乃愛ちゃんの落ち着いた様子を見て、過去の自分を反省したり(笑)。私が演じる葵というキャラクターが、どう物語に絡んでくるのか、楽しみに見ていただけたら幸いです」と、自らの姿と重ねつつメッセージを寄せている。
第1話。野田は、親子ほど年の離れた唯と一緒に、シンガポールから日本へ向かう機上で、面倒に巻き込まれてしまう。機長が突然意識を失ったため、ドクターコールがかかったのだ。「ほかにも医者はいるだろ」と野田は寝たふりをしてやり過ごそうとするが、唯に促されて渋々席を立つ。同じ機内に居合わせた東都新聞の記者・奥泉渚(西野七瀬)は、コックピットへ向かう野田の右手に違和感を抱く。野田は右手だけ手袋をしているのだ。まさか義手? シンガポールで、Dr.チョコレートの身辺を探るも空振りに終わっていた奥泉は、思わぬ出会いに高揚する。
野田がコックピットに入ると、副操縦士の横で機長がぐったりしていた。早速瞳孔や脈の測定を始めたのは、なんと野田ではなく、後から入って来た唯。慌てふためく副操縦士に「子ども扱いしないで。年齢なんてただの数字」と言い放つ唯は、あり合わせの道具で完璧な処置を施し、機長の命を救ってみせる。