リリーのコメントを受け、上白石が「平原(綾香)さんがゲストの回の収録後の帰り道は、心も体も軽かったです」と言うと、リリーは「『Jupiter』には体の悪いものを出す力があるんでしょうね。僕たちがライブで感じている臨場感を視聴者の皆さんにもお伝えできたら」と語った。

 MC就任後、何度か収録を行っている上白石は「アーティストの皆さんの歌声や曲に対する思いを聞くことができて、ものすごく自分の活力になるような時間を過ごさせていただいています。MCとしての立ち位置はまだまだ探りつつではありますが、毎回リリーさんとの空気感が、バーっぽいなと感じてます」と感想を述べると、その言葉にリリーは「そうだね」と同意。「ミュージシャンの人たちはテレビでおしゃべりするのが好きじゃない方も多いので、なるべくライブハウスの楽屋風に、スタジオの空間がなればいいなと。よく『もう撮ってるんですか?』と言われています」とアーティストがリラックスできる空間作りを心がけていることを伺わせた。

 その後、番組10周年の意気込みを問われたリリーは、「意気込みも何も…9年間お客なんです。一番近くでいいライブを見られる。その感覚のままです。意気込みみたいなものを持たない方がうまくいくというか、こうあってほしいとか思うと、そうならないことが多いですからね」と達観。上白石は「ゲストの方に気持ちよくおしゃべりしてもらうためにどうしたらいいかなとか、収録が楽しかったと思ってもらえるような空間作りに努められたらいいなと思っています。せっかく近くで音楽を感じさせてもらっているので、なるべく、その時に感じたことをダイレクトに伝えられるようにできたらいいなと思います」とあらためて意気込んだ。