オスカー退社後は、海外進出も視野に入れていた米倉。22年にはミュージカル『CHICAGO』の主演としてブロードウェイの舞台に立つ予定だったが、急性腰痛症及び仙腸関節障害による運動機能障害と診断されたため降板した。
「退社後の活動は、決して米倉さんの思惑通りではなかったのはたしかでしょう。体調不良による降板とはいえ、かなりショックを受けていたのは事実だし、その後のキャリアに関する計画も軌道修正せざるをえなかったと思います」(芸能事務所関係者)
独立後の仕事としては、22年1月配信のNetflixドラマ『新聞記者』と、23年3月配信のAmazonプライム・ビデオ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』でそれぞれ主演を務めている。
「2つの配信ドラマは、『ドクターX』とは異なるスタイルの作品であり、米倉さんの新たな一面が垣間見られるものです。ただ、新聞記者や国際霊柩送還士という特殊な職業を描く作品であるという点では、『ドクターX』と同じ職業ものとしてカテゴライズすることもできる。ちょっと意地悪な言い方をすれば、職業が変わっただけで、米倉さんの演技はあまり変わっていないとも言えます。そして『ドクターX』の映画版にも出演するとなれば、米倉さんの“職業もの俳優”というイメージは、さらに強まっていく。ブロードウェイ進出が頓挫した中で、仕事を選んでいられないという状況もあるのでしょうが、米倉さんの懊悩が見え隠れする最近の仕事ぶりだと思います」(同)
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