維新は躍進していない

 結果の正式な分析にはまだ時間がかかりますので、前半について神澤個人の感想を書かせていただきます。報道によりますと、41道府県(岩手、宮城、福島、茨城、東京、沖縄以外)の道府県議選の政党別の当選者数は自民党が1153議席で、前回(2019年、1158議席)から5議席減らしたものの、総定数の過半数を守りました。

 立憲民主党は185議席で自民に次ぐ第二党となり、公明169、共産75、日本維新69、国民民主31、参政4、社民3、諸派(大阪維新含む)78、無所属493議席。れいわ新選組は議席を獲得できませんでした。

 また、17市の政令市議選(仙台、静岡、北九州を除く)は自民292、公明171、立民112、共産93、日本維新72、国民14、社民4、参政3、大阪維新を含む諸派が92、無所属が152でした。

 こう書くと自民が敗退して維新が大躍進しているようですが、そうでもないです。自民の地方議員はほぼ横ばいで、減ってはいないのです。とはいえ「昔の自民党」とは違ってきたな、という感じはありますね。