その結果、松本剛が首位打者を取って大ブレイクし、清宮幸太郎もシーズン18本塁打と才能が開花しつつあり、成果はありましたが、チームは4月上旬にビリになると、そのままどんどん引き離され、ダントツの最下位。新庄監督が予告していたいろいろな奇策もほとんど機能せず、寂しい1年でした」(週刊誌野球担当記者)

 人目を引くパフォーマンスが許されるのは、結果を残してこそ。チームは今シーズン、新球場移転で話題の的だが、新庄監督は一向に前に出てくる気配がない。今季は登録名も「新庄剛志」に戻したが、昨年の派手なパフォーマンスはいったいなんだったのか?

「昨年の“優勝を狙わない宣言”は確かに話題になりましたが、その結果がビリでは、プロチームとしてシャレにならない。去年は自分がピエロ役を買って出て、チームは注目されましたが、今年は新球場移転で黙っていても話題になるので、自分が目立つ必要はないということでしょう。

 何をするかわからない新庄監督は、集客力という点では12球団随一ですが、そんな彼でも2年連続最下位なら間違いなくクビです。話題性はともかく、監督としての力量は疑問視される状況ですから、今季はパフォーマンスを捨てて野球に集中したいということでしょう」(野球ライター)