「日テレがしきりに言うのが『生活者のニーズの変化』です。これは、この枠に限って言うと、いわゆる『ワイドショー』なるものからの脱却です。くしくも3月31日の『スッキリ』最終回で、司会の加藤浩次は『17年という月日で時代も変わっています。“スッキリ”の役割を果たしたと思っています。次の番組、そしてテレビの新しい未来のために“スッキリ”がここで終わって、次に進む。僕も含めて次に進みたいと思います』と宣言していました。

 SNSの発達で一億総コメンテーターの時代、自分と違う意見を“害悪”と見なすような視聴者も増えている。そのため、いわゆるワイドショーは役割を終え、当たり障りのない感想を言う場として『DayDay.』が新設されたわけです」(同)

 4日放送の『DayDay.』では『バスタオルは毎日洗う?洗わない?」というテーマトークが展開されていた。これはこれで「なぜ今?」と疑問が集中した。一方で、ワイドショー路線に切り替えたとして茨の道が待っている。つまりは進むも地獄、戻るも地獄。同じ吉本興業の南海キャンディーズ・山里亮太vs.麒麟・川島明による熾烈な“視聴率”対決の今後が楽しみになってきた。