橋本が演じる灰葉は、常に無気力で、ギャンブル中毒、金欠の典型的な駄目な大人。学校にエロ本を持ってきたり、教師としてのギリギリ行為を連発し、生徒からは「灰仁(=廃人)」と呼ばれ、なめられている人物だ。そんな灰葉について、橋本は「一見、女子高生に出を出すクズ教師のように見えますが、それだけでなく、そんな彼がどうしてみんなに愛されるのか、どうしてそんなにクズなのか。実は全部裏返しであるのかも」と分析し、「全部考えられた行動のようで、策士のような人間でもあり、でも結局はふざけた駄目なヤツのようでもあり、そんなつかみどころがないキャラクターなんです。かめばかむほど味が出てくる役なので、ぜひそんなミステリアスな灰葉仁を愛していただけるように演じていきたいです」と語った。

 髙石は役柄について、「扇言は信じられないぐらいネガティブで根暗な女の子なんですが、誰に対してもちゃんと同じ目線でお話をする部分が、私はすごく大好き。そういうところをちゃんと演じられたらいいなと思います」と意欲を燃やし、劇中では “根暗を持たせつつツッコミを入れる”ことに苦戦しているそうで、「ローテンションで入れるツッコミが難しかったです。意外と食い気味にツッコんだだ方が面白いのかな、落ちるところまで落ちて低い声でツッコんだ方がいいのかな」などと、試行錯誤しながら撮影に臨んでいると話した。

 そこでMCから「橋本さんへのツッコミが気持ちよさそうですね」と言われると、「かなり気持ちいいですよ」とニッコリ。橋本も「ローテンションのツッコミが面白いんですよ。その撮影のノリで普段からツッコまれていますから(笑)」と共演者として打ち解けた様子を見せた。