このように世間が急速に変わることにより、笑わせ方も変わる。「そもそもやってはいけない行為」が「そもそも」ではない可能性があるということなのだ。もちろん「そもそも」かどうかは問題ではなく「今やってはいけない行為」なのであれば、それに対応し、行動するのが今の芸人の責務であるのは間違いない。

 ちなみに今回の騒動に関して芸人から加藤さんや春日さんを気の毒に思う声が多数上がっており、カンニングの竹山さんは自身がMCを務める「Abema Rrime」に出演した際「あれがダメ、これがダメとかいうけど、基本的にはダメなことをやってるから、皆がわらってるわけだから。でも時代がそうなったら、これからはやらないってそれだけですよ」と。

 宮迫さんのYoutubeチャンネルで配信されている「宮迫博之のサコるニュース」の28日の生配信にてゲストの千原せいじさんと共にこの騒動を取り上げ、お二人とも池に落ちるのは伝統芸だということで炎上している春日さんに対して「可哀相」と同調している。さらに宮迫さんは「謝罪がなかったとか言われてるじゃないですか。春日が謝るべきはペンギンさんやからね」と主張。するとせいじさんは「一般視聴者に謝る必要なんて一切無い」と付け加えた。

「落ちるときって打ち合わせされていることが多いんですか?」との質問に、宮迫さんは「打ち合わせして落ちると面白くないんです。芸人としては。落ちるわけの無い場所で落ちるというのが、面白い事やから。伝統芸ではあるんですけど、そこは制作サイドが「ここでその動きは本当に止めてください」ってあらかじめ言わないといけなかったのかもしれない。だから春日君可哀相だなって」