日曜劇場『Get Ready!』、最終回で『WBC』と裏被りの不運

 2位は、妻夫木聡主演の日曜劇場『Get Ready!』(TBS系)で、全話平均は9.4%。第2話で10.9%を叩き出すなど、単話平均は概ね9~10%台と好調だったが、最終回では、不運にも『WBC』の「日本対オーストラリア」戦と“裏被り”し、6.4%の自己最低を記録。この影響がなければ、全話平均で『警視庁アウトサイダー』を上回っていただけに、“実質トップ”ともいえる。

 同作は法外な治療費と引き換えに患者の命を救う闇医者チーム「仮面ドクターズ」のメンバーであるエース(妻夫木)、ジョーカー(藤原竜也)、クイーン(松下奈緒)の活躍を描く1話完結の医療ドラマ。

 長らく主人公・エースの背景が描かれず、視聴者からは「ミステリアスすぎて感情移入できない」と不満の声も上がっていたが、第8話でようやくエースの悲しい過去が描かれ、それまでチョイ役と思われていた医学会の有力者・剣持理三(鹿賀丈史)に恨みを抱えていることが判明。すると、視聴者の間では「これが初回だったら、もっと登場人物に興味を持てたのに……」「序盤でこれが描かれていれば、ドラマの評価はもっと高かったはず」と疑問の声が相次いでしまった。