国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 3月27日、ついにドラマ『罠の戦争』が最終回を迎えてしまいましたね。しばらくは「罠ロス」でしょんぼりしそうですが、最近は新たな楽しみも見つけております。大先輩から「昔のテレビドラマの『代議士の妻たち』(TBS系、1988年)は『罠の戦争』よりも人気だった」と教えていただき、古書店から同タイトルの原作(家田荘子著、文藝春秋1987年)を取り寄せて読んでいるのです。ドラマのビデオがあればもっといいので、ぜひビデオ化をお願いしたいですね。

 1980年代の選挙は今の小選挙区制と違って中選挙区制で、同じ党内の候補者とも熾烈な戦いを強いられていた時代でした。法の目をかいくぐった買収が横行し、札束が文字通り飛び交っていたそうですよ。権力欲と嫉妬が渦巻く永田町で夫を支える「妻」にスポットを当てた作品は興味深いですが、やはり妻はあくまでも裏方なんですね。