今回炎上するポイントとなったのが、春日さんが落下する際に足元や池の水中にペンギンがおり、ペンギンにとって危険な落下をしたという点だ。番組サイドも動物園側も「動物のいない池への落下」は承認しており、動物がいたことで視聴者的にも動物園的にも抗議をする運びとなったのだ。事前打ち合わせでは「動物のいない池への落下」のみ明確に通達しており、それ以外の状況は了承していないということなのだが、そもそも「動物がいない池」という状況を作り出すことは容易だったのかどうかが気になってしまった。

 ロケの内容を見る限り、春日さんとペンギンたちは厩舎から池まで一緒に移動することになり、池に到着した時点で春日さんの周りにペンギンがいるのは想定されていたはずだ。そうなると「動物がいない池」という状況を作り上げるのは至極困難なのではないだろうか。

 実際の映像を見ると、春日さんは複数回、池に落下しているのだが、最初の落水が足元や水中にペンギンがおり危険行為として問題となった落下。そしてそれ以降の落下は、ペンギンを池ではないところへ餌で誘導し、池にペンギンがいないことを確認して落水している。つまり「動物のいない池」という状況は思ったより簡単に作れるものだったのだ。

 なので「動物がいない池」という状況を作り出してから落水しても良かったと思うのだが、なぜそうしなかったのか。もしかしたら元々落水する予定は無かったのかもしれない。