仕事を辞めても本当に大丈夫?辞めるかどうかの判断基準
自分の中で仕事を辞めたい理由が整理出来たら、実際に辞めるかどうかの判断について考えることになります。自分の置かれている状況別に、辞めるべきかどうかの判断基準について解説します。
社内で解決出来そうな悩みである
「人間関係の悪さ」や「仕事内容の不満」が悩みの原因なら部署異動を申請する方法があります。
社内で解決出来そうな理由なら、まず会社に相談してみましょう。
もしどうにもならなければ、転職に目を向けても良いと思います。
社内でどうにもならないが次のアテが無い
「給料の少なさ」や「労働環境」は、会社に相談してもどうにもならないことが多いです。
しかしこれらの理由は相反する条件でもあります。
給料が高ければ労働環境が悪い、労働環境が良ければ給料が安いなど、両者とも満たしている会社はなかなかありません。
次に転職できる先が無い状態で辞めてしまうのは危険なので、両者とも優れた転職先を吟味するか、どちらかを諦めるか一度考えましょう。
体に悪影響が出ている
鬱状態など精神的苦痛が体に出ている場合は、緊急を要します。
実は私はこれに当てはまりました。
社内でどうしようもないことを何年も悩んだ挙句、体調を崩してしまいました。辞めたいとは常々思っていましたが、体を壊してから改めて辞めようと考え始めたのです。
しかし転職活動をする前に体調を整える準備で時間がかかってしまい、もっと早くちゃんと考えておけばよかった、と後悔しました。
あの時は目の前の仕事をこなすことばかり優先し、自分の気持ちを無視してきたツケが回ってきたのだと思っています。自分の気持ちを理解出来るのは、自分しかいないのだと痛感しました。
申し上げておきますが、鬱になりやすい人は根性が無い訳ではありません。
鬱になりやすいのは、真面目で責任感が強く、完璧主義な方であると言われています。
長い間溜め込んだものが体に出て来てからでは遅いです。
思い切って休職するか、一刻も早く辞めましょう。
仕事を円満に辞めるなら
「仕事を辞めよう」と決断したら、今勤めている会社に退職願を提出します。
就業規則を確認して、退職希望日の何ヶ月前に提出すれば良いか確認しておきましょう(会社によっては2週間前という規則もあります)。
退職願を作成したら直属の上司に直接手渡すのが望ましいですが、体調を崩していて難しい場合は上司に相談して郵送する方もいるようです。
退職決定後は仕事を引き継ぎ、退職手続きを済ませ、今までお世話になったということで従業員や取引先へのあいさつをします。
ちょっとしたお菓子を持っていくのも良いですね。
最後だからといって捨て台詞を吐いたり、会社の愚痴を言って回ったりするのはみっともないですよ。お世話になったのですから、退職する時はポジティブに辞めるよう心がけましょう。
なお、会社に退職意思を伝えたところ、「給料は払わない」、「損害賠償をする」など、信じられないような要求をしてくる会社もあります。
そんな時は悩まず、速やかに労働基準監督署に相談しましょう。
労働基準監督署は、労働者を守る労働基準法に基づいた組織です。中には労働基準監督署の名前を出した時点で引き下がる会社もありますから、それだけ労働基準監督署の存在は会社にとって脅威なのです。
退職する意思があれば退職出来ます。
怖がらなくても大丈夫ですよ!