「ネコ番組は制作費が非常に安く収まりまるんです。我が家のネコを自慢したいという人はいくらでもいますし、撮影も自宅にお邪魔するか、小さなスタジオを用意すれば十分。犬だとなかなかそうはいきません。実際にネコを飼っている人はもちろん、潜在的なネコ好きは非常に多く、ネコさえ画面に映っていればOKという人は多い。映像としても犬よりネコのほうが引きが強く、それも人気の理由です。

 中川翔子や杉本彩、最近ではサンシャイン池崎、ハライチ岩井など、ネコ好きを全面に押し出すタレントもいますよね。そういった人がいれば番組は成立しやすいですし、ネコなら撮影の手間や費用もたいして掛からない。動物番組は鉄板の人気ジャンルですが、動物によっては手間も費用も猛烈に掛かりますから、対象がネコに偏るのは当然でしょう」(民放バラエティ番組制作関係者)

 飼うほうもお金の事情なら、番組を作るほうもお金の事情とは……。そんなソロバンを知らぬは、可愛いネコチャンだけということのようだ。