「笑い」を得意とする作り手の最強タッグ
この『ウェディング・ハイ』の脚本を手がけたバカリズムは、お笑い芸人として確固たる地位を築いているのはもちろん、映画化もされたドラマ『架空OL日記』や『殺意の道程』では主演と脚本をこなしていたりと、映像作品でも躍進を続けている。本作を観れば、その活動をさらに追い続けたくなるだろう。
大九明子監督は、映画『勝手にふるえてろ』(2017)で2つの恋に対して暴走してしまう女性を痛々しくもコミカルに描き、映画ファンからの絶大な支持を得ていた。
今回の『ウェディング・ハイ』でもキャラクターそれぞれの「一生懸命だからこそのおかしさ」に、その作家性が活かされてる。その大九監督は、映画監督になる前にコント集団に所属していたり、ピン芸人として活動していた経験もあるので、バカリズムとのタッグは「笑い」を得意する作り手同士の、理想的な組み合わせだったのだ。
その笑いに対する作り手の姿勢が、劇中の結婚式の参加者の奮闘と重なるということも素晴らしい。どちらも一生懸命だからこその、愛と笑いと感動が渦巻く、最高のウェディングパーティーが誕生したのだと、心から思えたのだから。
予測不可能でありながらも、爆笑をかっさらってくれる見事なラストまで、その大真面目さも堪能してほしい。
<取材・文/ヒナタカ>
提供・女子SPA!
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