こうした“情況証拠”から、山口のTOKIOへの合流が既定路線になっているのではと推測する声もあるようだ。すぐに再加入は難しくとも、会社同士のコラボという形で山口とTOKIOがかかわりを持ち、グループの再結集へとつながっていく道はあり得る。山口はジャニーズのトップである藤島ジュリー景子社長の特別なお気に入りだったといわれ、それも再結集の期待が高まる要因となっているようだ。

 2021年4月にジャニーズを退所した元メンバーの長瀬智也は、山口が欠けて音楽活動ができなくなったことでグループ脱退と退所を決意したともいわれている。現在は「Kode Talkers」というバンドを組んで音楽活動を継続しており、6月6日には1stアルバムをリリース予定で、同バンドの本格的な始動が近づいているものとみられる。だが、山口がTOKIOと再び関わるようになれば、長瀬が再結集に興味を持つ可能性はありそうだ。

 最大の問題は山口と長瀬が事務所を退所していることで、以前なら現役ジャニーズと退所者の共演はタブーだった。だが昨年に「男闘呼組」が29年ぶりに活動を再開しており、同グループは岡本健一がエージェント契約でジャニーズに属しているのをのぞき、他のメンバーは別の事務所に所属しているが、再結集が実現した。となれば、TOKIOの再結集も不可能ではなさそうだ。

 ただ、山口の起業にすら賛否ある状況となると、もしTOKIOの再結集プランがあったとしても世間の大きな反発が予想される。はたして、彼らが再び5人でステージに立つ未来はあるのだろうか。