「もともと水曜22時台は視聴率ではテレ朝の『報道ステーション』が強い枠ですが、同枠のこれまでの作品と比べても、明らかにパワーがない。さらに、これまでは同枠の作品は、視聴率は悪くても、TVerでは比較的好調だった。しかし『スタンドUPスタート』はお気に入り登録者数が23万人程度で、深夜ドラマレベル。実際、『来世ではちゃんとします3』(テレビ東京系)や『わたしの夫は―あの娘の恋人―』(テレビ大阪)といった深夜ドラマにすら負けてしまってますし、TVerの総合ランキングに入らない日も多く、配信でもまったくの不人気なんです。フジの配信サービスであるFODのランキングですら、最終回前の“盛り上がりどころ”のはずなのに、2012年の月9『リッチマン、プアウーマン』といった過去作よりも下の順位です」(同)
この惨憺たる結果に、「しばらくは竜星主演の企画も通りにくくなるのでは」(芸能記者)との声も出ているが、打ち切られることなく、全11回を完走できそうなだけで御の字かもしれない。
そんななか、いっそう重く重圧がのしかかっているのが天海祐希だという。天海は4月から、カンテレ制作・フジテレビ系列で月曜22時から放送予定の『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』で主演を務めるが……。
「天海にとって竜星は事務所の後輩ですが、それ以上に竜星から業界の母のように慕われている。同じフジテレビ放送のドラマということもありますし、“息子”の雪辱を果たしたいところでしょう。しかしこの『月10』枠は、現在放送中の草彅剛主演『罠の戦争』が好調で、低迷している月9ドラマを完全に食ってしまった。しかも、この『合理的にあり得ない』はバディ役が売れっ子の松下洸平、原作は『孤狼の血』シリーズなどでも知られる柚月裕子氏の小説ということで、“外せない”作品ですし、4月期の月9は、木村拓哉主演で、豪華出演者が揃い踏みとなるフジ肝いりの『風間公親-教場0-』ですから、月9からの流れで数字もしっかり取ってほしいと期待されているだけに、天海は相当プレッシャーを感じているようです」(同・芸能記者)