──『三茶のポルターガイスト』で、いしださんは「スピリチュアル好き」として紹介されていましたが、そうなんですか?

いしだ壱成(以下、いしだ):神社仏閣巡りは好きですね。滝にも打たれたり、伊勢神宮も行ったりしています。

──2018年、炎上をきっかけに滝行を敢行して話題になっていましたね。神社仏閣に興味を持ったきっかけはなんですか?

いしだ:10数年前に、広島県の宮島に旅行に行ってからですね。厳島神社の裏にある弥山(みせん)に登ったら、誰かに話しかけられたんです。こう言ったらなんですけど、チャネリングみたいな状態に入ってしまって。いろいろと声を聞いたりして……。誰の声かはわからずじまいだったんですけど、女性のものでした。

 とにかく「やっと会えた!」って歓迎してもらって、後ろから抱きつかれる感触があったんです。どんな神様なのかも名乗らずに去られて。あれは神様なのかな、と思って、それから信心深くなって、お参りするようになりましたね。あの体験は、いろんな人に聞いてもよくわからないままです。
 
──弥山はそういう超常現象がよく起きるスポットなんでしょうか。

いしだ:いや、そんなことないと思います(笑)。たまたま、めずらしいパターンだったと思います。