京都といえば京都弁。京ことばなどとも言われる、関西でもとっても有名な方言です。京都弁のリスト、京都弁の会話例などをご紹介します。難しい京都弁もこれで大丈夫。あなたも京都弁マスターに?はんなり可愛い、雅な印象を与える京都弁。舞妓さん達が使ってるイメージがあるけれど、実際は?リアルな調査をお届けします。
皆様こんにちは! ご当地ライターdoriと申します。
京都の可愛い&素敵な情報をお伝えしていきます!
どうぞ、最後までご覧くださいね。
本日お伝えしたいのは、京都弁。
方言の中でも、聞き覚えがある方も多いのでは?
関西弁、大阪弁、京都弁など似たような方言はたくさん。
その中でも京都弁の見分け方と代表的な京都弁をお伝えします*
■京都弁って…?
京ことば、京都弁などと京都の方言は名付けられています。
都がもともとあった場所だけに御所で使われるような雅な言葉遣いが京ことばとして長く愛用されました。
そして今でも、京都弁として広く京都で使われています。
どこかおっとりとして耳に優しい京都弁はやわらかい印象。
今でも、地元で愛される方言です♡
■京都弁の特徴
京都弁と大阪弁は、似ています。
どちらも「~はる」「~へん」が語尾につきますよね。
けれど、京都弁と大阪弁の違いは一目瞭然。
たとえば「行く」であったら、京都弁なら「行かはる」になるところが大阪弁だと「行きはる」になります。
「行かない」の場合も京都弁なら「行かへん」となり大阪弁なら「行かれへん」となります。
京都弁の場合は、そのまま語尾だけを「~はる」「~へん」と変えていますね。
他にも、京都弁は全体的に母音が強くやわらかな口調でゆっくりと伸ばすことでとても、穏やかで優雅な印象を与えます。
ではでは、お待たせしました。
はんなり可愛い、代表的な京都弁のリストをご覧あれ♡
■「おおきに」
「ありがとう」の意味。
例文:
「買うてくれたん? おおきに」
(買ってくれたの? ありがとう)
京都弁と言えば、「おおきに」。
誰もが聞いたことがある言葉です。
もともとは、とても、大層という意味の「おおきに」という言葉でした。
大変有難うの意味である「おおきにありがとさん」が、省略されたんです。
大阪弁でも「おおきに」は使いますが大阪弁がはっきりと発音するのに対して京都弁だと発音が「おーきに」になります。
ただ、あまり日常会話で「おおきに」は使いません。
お店の方などが一般的に使うようです。
■「かんにんえ」
「ごめんなさい」の意味。
例文:
「食べてしもたわ。かんにんえ」
(食べてしまいました。ごめんなさい)
堪忍、とは堪忍袋の堪忍です。
堪忍して欲しい、とは許して欲しいということですよね。
また「~え」は、語尾につけて念を押したり、質問したり、語尾を強めたりします。
この場合は「堪忍」に「え」をつけることで許してくださいね、という意味から「ごめんなさい」として使われるようになりました。
優しい口調で「かんにんえ」なんて言われたらなんだか許してしまうかも!?
女言葉として使われるものでキュンと胸をときめかせる方も多いとか♡
■「へん」「~ひん」
しない、という否定の意味。語尾をあげると疑問の意味になります。
例文:
「これ食べへん?」
(これを食べませんか?)
「そんなん見いひん」
(そんなもの見ません)
「へん」と「ひん」の使い分け、難しいですか?
これ、理屈がわかればとっても簡単なんです。
「へん」は基本的に「ない」のかわりに使います。
「食べない」「飲まない」などが「食べへん」「飲まへん」に。
一方で、[起きない」「しない」は「起きひん」「しいひん」に。
そう、「ない」の直前の文字の母音がイの段のときだけ「ひん」に接続されます。
また、普通は否定形としての意味がありますが語尾を上げるイントネーションだと「しない?」という感覚で疑問形となる点にも要注意です。