吉田は今大会の打率は4割7分を超え、打点は大会歴代最多の13と大暴れ。日本代表の中ではMVPと言ってもいい活躍だ。
「大事な場面できっちり仕事をするのに、いかんせん“持っていない男”な印象です。チームを敗退の危機から救ったホームランシーンはカメラにボールが映っていないため、ニュースで使われづらくなってしまった。8回の守備ではレーザービームでメキシコの6点目を阻止したのも大きかったですが、このシーンもメディアはほぼスルー。9回は四球を選ぶも代走を出されて交代したため、ハイライトではチラリとも映らない。結局、美味しいところを村上に持って行かれてヒーローインタビューに呼ばれませんでした。大谷が同じことをすれば、メディアは村上以上に大きく扱ったでしょうが、オリックスというチームが、吉田の存在を地味にさせてしまっているのかも……」(前出・スポーツライター)
選手としての実力は申し分ない吉田。WBC後はメジャーでの活躍も期待されるが、スター性を兼ね備えた“持っている男”になれるだろうか。