NHK総合で3月21日に放送される「NHKスペシャル テレビとはあついものなり 〜放送70年 TV創世記〜」。テレビ本放送開始から70年を迎えた今、テレビ草創期の知られざる挑戦の物語を描いたドラマとドキュメンタリー、スタジオトークの三つで当時の状況をひもとき、テレビの未来に向けた姿のヒントを探ります。

 70年前のテレビ放送開始。創世記の現場では強力な照明で出演者の衣装や髪が燃え、「テレビ行きは左遷」と避けられていました。そんな中、後に「昭和のテレビの顔」となる宮田輝アナウンサー(三浦貴大)や高橋圭三アナウンサー(塚本高史)は、いち早くテレビの世界に飛び込みます。「テレビって何なのか」「何をどう映せばよいか」、正解のないその問いに、経験も知識もゼロで挑む日々。今から見ると冗談のような抱腹絶倒の失敗を繰り返しながら、新しいメディアの形を少しずつ探っていきます。