放送開始から22年。さまざまなプチリニューアルを重ね、今や日テレを代表する番組となった『ザ!世界仰天ニュース』だが、最近の変化の裏には、ある事情もあったという。

「前番組の『踊る!さんま御殿!!』からの視聴率の落ち込みが激しいことが、内部で指摘されています。たとえば2月7日。『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』が個人7.5%、続く『御殿』も7.0%と絶好調ですが、『仰天』になると4.9%と、『御殿』からマイナス2.1ポイントとなっています。視聴者は『マツコの知らない世界』(TBS系)に流れてしまっているのです。これまで、リサーチャーや放送作家、ディレクターと、制作陣を大幅に入れ替えるなどスタッフのレベルアップを図ってきましたが、人を替えるよりネタ重視ということで、最近は裁判資料を基に構成する方向性になったのでしょう」(同)

 試行錯誤を繰り返しながら長寿番組となった『ザ!世界仰天ニュース』は、このまま、25年、30年を迎えられるのだろうか。