1月27日より公開がスタートしている木村拓哉主演映画『レジェンド&バタフライ』。2月10日~12日の全国映画動員ランキング(興行通信社調べ)では3位となり、累計で観客動員数129万人、興行収入16億円を突破した。

 勢いを見せている『レジェンド&バタフライ』だが、東映70周年記念作品として、邦画では破格の総製作費20億円が投じられているだけに、まだまだ満足できる数字ではない。

「初週の数字から、東映側は最終的に40億円超えとなることを目標に掲げていましたが、現状では難しいところ。本作は黒字になる採算ラインは興収35億円とみられていますが、ここに乗ればいいほうでしょう。3週目は、『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』、そして累計興収100億突破の『THE FIRST SLAM DUNK』に1位と2位を譲ることになりましたが、どちらも人気作なうえ、両作ともアニメ映画特有の“入場者特典”によりリピーターが見込めるため、『レジェバタ』は厳しい戦いとなりそうです。一応『レジェバタ』も『織田ちん袋』なるポチ袋の映画オリジナル版を配布したりといったことはやってますが……」(映画ライター)