シーレの作品以外にも、早くからシーレの才能を認めていたクリムト、クリムトが主導した総合芸術展「クンストシャウ」にも参加したココシュカのほか、ウィーン分離派の結成メンバーでもあったコロマン・モーザー、オーストリア表現主義の先駆者といわれるリヒャルト・ゲルストルなど、同時代の画家たちの作品もテーマに合わせて展示。シーレを軸に、ウィーン世紀末美術の展開を知ることができる構成となっている。

人間の生と死、性を生々しく描いた夭折の天才 『エゴン・シーレ展』東京都美術館で4月9日まで開催中
(画像=グスタフ・クリムト《シェーンブルン庭園風景》1916年 レオポルド美術館蔵、『ぴあエンタメ情報』より引用)
人間の生と死、性を生々しく描いた夭折の天才 『エゴン・シーレ展』東京都美術館で4月9日まで開催中
(画像=コロマン・モーザー《山脈》1913年 レオポルド美術館蔵、『ぴあエンタメ情報』より引用)
人間の生と死、性を生々しく描いた夭折の天才 『エゴン・シーレ展』東京都美術館で4月9日まで開催中
(画像=リヒャルト・ゲルストル《半裸の自画像》1902/04年 レオポルド美術館蔵、『ぴあエンタメ情報』より引用)

1918年、スペイン風邪に感染し28歳の若さでこの世を去るまで、331点の油彩画と数千点のドローイングを描き、ウィーン・モダニズムの中心的存在となったエゴン・シーレ。シーレと同時代の画家たちの作品を通して、多くの才能を生み出した世紀末ウィーンの創造のエネルギーを体感してほしい。

人間の生と死、性を生々しく描いた夭折の天才 『エゴン・シーレ展』東京都美術館で4月9日まで開催中
(画像=第14章展示風景より エゴン・シーレ《しゃがむ二人の女》1918年(未完成)、『ぴあエンタメ情報』より引用)

<開催情報>
『レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才』

2023年1月26日(木)~4月9日(日)、東京都美術館にて開催


提供元・ぴあエンタメ情報

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