佐々木は「紫式部は藤原宣孝と結婚し、1女を授かるもわずか2年数カ月で宣孝が病に倒れ逝去。夫の死後『源氏物語』の執筆、とあります。2人の出会いや、短いですが夫婦として過ごした時間に想像を膨らませています。今作での藤原宣孝は『世渡り上手で華やか、押しの強いキャラ』らしく、あぁ、これは絶対オモロい演じがいのある役になるなと直感しています」とコメント。
加えて、「脚本の大石さんのおっしゃる『セックス・アンド・バイオレンス』な切り口の平安時代が、危なっかしくて楽しみで仕方ありません」と物語展開に期待しつつ、「京都は私の生まれ育った地です。紫式部の勤務地、京都御苑には、子どもの頃からセミ捕りに行ったりグランドで野球したりと。今も帰省した際の定番散歩コースの一つ。脚本の大石さんと初めてご一緒させていただいた作品が、2000年の朝ドラ『オードリー』。日本映画の地、太秦。やはり、京都が舞台でした。ご縁を感じます。そして、いよいよ文化庁も京都へ移転。国風文化が花開いた1000年前の京都平安時代を生きられること、楽しみにしております。視聴者の皆さまも、ぜひご期待ください」とアピールしている。
今回の出演者発表に寄せて、脚本の大石氏は「黒木華さん、瀧内公美さんは、ご一緒したいと願って来た女優さんです。道長をめぐる2人の妻としても好敵手。倫子は、男だったら政治家として道長を凌駕(りょうが)していたかもしれない太っ腹でやり手な妻。でも小さなヤキモチも焼くし、甘え上手でもあり、人間のあらゆる面を併せ持つ多面的な人柄です。黒木さんの演技力で縦横無尽に演じてほしいです。瀧内さんの明子は、父の失脚で薄幸の人生を生きながら、復讐(ふくしゅう)の念をふつふつと抱いています。でもそれを表さずにいるうちに、自分でも何を望んでいるのか分からなくなるような複雑な女心の持ち主。映画で見る大胆な演技力で、魅力的な明子を見せてくれると思います。ロバート秋山さんも念願中の念願キャスト! これまで何度も玉砕して来たのはユースケ・サンタマリアさんと同じです。やっとご一緒できてうれしい限り。思いっきり好き勝手にやってほしいです」とコメント。