5位:津山城(岡山)

初代藩主の森忠政が12年の歳月をかけ、元和2年(1616年)に完成した平山城。廃城令により明治6年(1873年)に取り壊されましたが、現在でも石垣が残っており、平成17年(2005年)には築城400周年を記念して備中櫓が復元されました。

西日本有数の桜の名所として知られ、「日本さくら名所100選」に選出。毎年4月1日〜15日に開催される「津山さくらまつり」は多くの人で賑わいます。

5位:備中松山城(岡山)

photo by 内山岳彦さん

日本に12城しかない、江戸期以前から今日まで現存している天守閣のひとつ。その中でも最も小さく、最も高い位置に立つ天守です。2016年の大河ドラマ『真田丸』のオープニングで使用されたお城で、”雲海の城”としても注目を集めています。

雲海が発生する時期は、9月下旬~4月上旬の明け方から午前8時頃。特に11月上旬~12月上旬が最も見ごろです。

7位:福山城(広島)

photo by swing314さん

新幹線の「福山駅」ホームからも見えるという珍しいお城で、徳川家康のいとこである水野勝成が備後10万石の領主として築城しました。福山城公園として整備されている敷地内には天守閣、月見櫓などがあり、シンボルともなる白亜の五重の天守閣は現在博物館として内部が公開されています。

8位:鬼ノ城(岡山)

標高約400mの鬼城山(きのじょうざん)山頂に立ち、総面積は30万㎡にもなる城。近年の調査から7世紀後半に築かれたとされていますが、日本書紀などの歴史書にも記載がなくいまだその詳細は謎と言われています。

photo by harayama tileさん

長さ約2.8kmの城塁がまるで万里の長城のように巡っているのが大きな特徴。東西南北4カ所ある城門のうち西門だけ復元されており、鬼ノ城のシンボルとなっています。