最後にレビューするのは、「ペヤング 黒豚骨やきそば」214円(税別)。名古屋、長崎ときて、今度は黒マー油ラーメンの熊本。本気で「実はご当地味でした」シリーズ化していくのかもしれませんね。
「黒豚骨」とは、焦がしニンニクを効かせた豚骨ですが、「ニンニク」も「豚骨」もペヤングの得意とするフレーバーなので、今回の3品で最も地に足のついた商品に見えます。
豚骨ベースに焦がしニンニク油の風味を効かせたソース。豚骨の旨みが重厚に感じられると同時に、こちらもかなり油ギッシュ。不意に食べると気持ち悪くなってしまうレベルのすごい油です。油ギットギトの豚骨味ソースとしてかなりのヘビー級です。
反面、黒マー油の焦がしニンニクの部分はそれほど強くなく、「黒豚骨」味としてはやや物足りないものになっています。これで焦がしニンニクもしっかり効いていたら、パワーと再現性を兼ね合わせるすごい味になっていたところ。ですが、どうやらペヤングは、油まみれのカップ焼そばが作れれば「黒」かどうかはあまり関心がなさそうです。
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