「TBS系『日曜劇場』で妻夫木聡が主演したドラマ『Get Ready!』です。12日に放送された最終回は、日本vsオーストラリア戦の生中継の裏かぶりにより、“大打撃”を受けました。『Get Ready!』は第1~3話まで10%台をキープしていたものの、第4~8話は9%台、第9話は8%台と徐々に落ち込み、最終回は6.4%までダウン。『WBC』と重ならなければ、そこまで下落しなかった可能性が高いでしょう。ただ、逆に『WBC』の“恩恵”に預かった作品も。TBS系『金曜ドラマ』の『100万回 言えばよかった』(井上真央主演)です」(前出・記者)

 同ドラマは初回から7%台を推移し、3日オンエアの第8話は6.2%に減退していたが、同10日の第9話でいきなり12.4%まで上昇。この放送直前まで、TBSは『WBC』の日本vs韓国戦を生中継しており、『100万回 言えばよかった』は通常より1時間20分繰り下げられたものの、『WBC』の視聴者を運よく引き込むことができた。

「オリンピックやFIFAワールドカップの開催期間は、各局ドラマの話数を調整したり、放送休止を挟んだりするものです。『WBC』でも同様の措置を行っていれば、『忍者に結婚は難しい』や『Get Ready!』があそこまで数字を下げることはなかったかもしれません」(同)

 日本中が『WBC』に熱狂する中、ドラマ関係者は別の意味でドキドキしていたのかもしれない。