ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)初の日系人選手のラーズ・ヌートバー(米メジャーリーグ・カージナルス)。アメリカ人の父親と日本人の母の間に生まれたことから今回、侍ジャパンのメンバーとして入ったが、一躍注目の的になっている。

 25歳のヌートバーはメジャー選手として歩み出したばかりの若手の部類。ミドルネームは「たつじ」で、3月に大谷翔平と同タイミングで来日、チームに合流すると、ナインは特製の「たっちゃんTシャツ」を着用して歓迎した。

 合流前は実力が未知数なため不安視されることも多く、元巨人の高橋尚成氏は「ヌートバー不要論」をしきりに展開したが、いざ試合が始まるといい意味で期待を裏切った。