一方、6日の『キョコロヒー』(テレビ朝日系)。この日はぺこぱ(松陰寺太勇、シュウペイ)と井森美幸をゲストに迎え、WBCの開幕を前にその魅力や見どころをお伝えする企画が放送されていた。

 が、同番組のMCはヒコロヒーと齊藤京子(日向坂46)。以前、サッカーのワールドカップの開催に際しても、サッカーにあまり関心がない2人に興味をもってもらおうみたいな企画が放送されていたけれど、どうやら野球にも関心が薄いようだ。

 番組では、WBCの名シーンが振り返られたり、今回の注目選手を芸人に例えたりしていた。しかし、野球に対する関心の弱さを印象づける発言を繰り返す2人。齊藤は「(吉田正尚選手は)オリンピックで、3塁からホームに走っていかれましたよね」と漠然としたことを言って、井森に「たいがい走るよね」と指摘されていた。あるいは、イチローがタイムリーを打ったVTRを見て、ヒコロヒーは「イチローさんが打ったことで、イチローさんじゃない人が点を入れたってことですか?」と言い、ぺこぱ・松陰寺に「そこから?」と反応されていた。

 実際の齊藤とヒコロヒーの両人が、野球に対してどのぐらいの関心や知識なのかはわからない。が、少なくとも番組上のこんな感じは、野球にあまり関心がないけれど基本ルールは知っているぐらいの私のような人間にとってはちょうどよかった。うっすら聞こえる音が「ヌートバー」と聞き取れたのも、『キョコロヒー』で予習したおかげかもしれない。