◆サボりとは、無駄な時間を過ごすこと?(石井玄さん)
一方、最近になってサボれるようになったと語るのは、ラジオディレクターとして「オールナイトニッポン」などの番組を手がけ、現在はニッポン放送でイベントや書籍などのプロデュースしている石井玄さん。ラジオ人気を広めるために、常にいくつもの企画を進めながら、サボるときは「ひとつもためにならない、無駄な時間を楽しむ」ことを意識して、映画を観たり、ゲームをやったり、YouTubeを観たりしているそうです。
好きに過ごせる時間があっても、なんとなく自分の成長につながったり、仕事に役立ったりと、ためになるインプットに時間を使ったほうがいいような気がしてしまうもの。しかし、石井さんは「自分が観たいものを観て、やりたいことをやっています。話題のドラマであっても、自分がおもしろいと思えなければ観ません。そういう意味でもサボってるんですよね。でも、今のほうが精神的に健康だと思います」といいます。
インプットを意識してしまうと、結局どんなコンテンツも楽しめなくなってしまうという石井さんにとって、あえて仕事から距離を置いて好きに過ごすことは、リフレッシュできる豊かな時間になっているのかもしれません。