いきいきと働くためには、サボるスキルが欠かせない?そんな“サボり”という視点から仕事を考えた書籍『よく働き、よくサボる。一流のサボリストの仕事術』が発売されました。忙しい日々を送りながらも自分らしく働いている13人のクリエイターの働き方とサボり方は、どれもオーダーメイドで個性的です。今回はその中から、3人のクリエイターの独自のサボり術を紹介します。
◆ときにはサボれない自分も受け入れる(森田哲矢さん)
サボろうと思っても、つい仕事のことが頭によぎってサボりきれないと語るのは、さらば青春の光の森田哲矢さん。お笑い芸人としてバラエティ番組などで活躍しながら、個人事務所の社長も務めている森田さんですが、貴重な休みもつい仕事につなげてしまうそうです。
ただ、「(ディズニーランドに遊びに行ったものの)なんの気なしにそれをTwitterに投稿したらバズり出して、その期待に応えるように実況を始めて。「結局俺、休んだんか?」っていう感じになりました」と言いながらも、「サボりきれない性格も捨てたもんじゃないなと思いますけど。それはそれで楽しめてるし、向いてるんでしょうね」と、うまくサボれない自分を受け入れ、その状況を楽しんでいるといいます。「ちゃんとサボらなければ!」と肩に力が入ってしまっては本末転倒。自分に合った時間の使い方を意識することも大切なんですね。
そんな森田さんも、「自分がモテを捨ててでも唯一着たいと思えるものが、古着なんですよ」と語るように、好きな古着をチェックしている時間は何も考えず純粋に楽しめているそう。理屈抜きで「好き」と言えるものと向き合う時間は、息抜きとしてのサボりになりそうです。