◆人気漫画家の愛猫は、生後約3日から育て上げた三毛とキジ
――先生は以前、ハムスターを飼われていたと思いますが、今は後ろに猫ちゃんが見えますね。
園田ゆり先生(以下、園田)「猫もずっと飼いたかったのですが、飼えなくて。『ツレ猫 マルルとハチ』の連載が決まってから、ちょうど縁があって子猫を飼い始めたんです。今1歳半を過ぎた三毛とキジの姉妹です。生後3日くらいの赤ちゃんのときから急に飼うことになったので大変でした」
――そうなんですか!!
園田「譲渡会にも行ってたんですけど、ずっとダメだったんです。独り身で、仕事も不安定ですから、当然だと思います。審査が厳しいといった声も聞きますが、厳しくていいと私は思います。ただプライベートなことをかなり審査されて、結局落とされたりすると、ショックなのは事実なので、ほかにいいシステムがないかなぁとは思います。とにかく、私の家のなかは、すでに猫を飼う準備が万端でした(笑)。でも成猫だろうと思っていたので、子猫は焦りましたね。ミルクをあげたこともないし、本当に大変でした」
――でも無事に育ってくれましたね。今もすごく元気に後ろで駆け回っています(笑)。
園田「そうですね(笑)。未経験なことだらけだったので、ハードでしたが。体力的なことだけでなく、自分のせいで死んじゃったらどうしようという恐怖がすごかったです。私のところの子たちは、1カ月で離乳してくれました。でも、障害を抱えていたり病気がある子、毎日排泄介助のいる子もいます。お金も必要ですが、やっぱりお金の問題だけじゃないなと思います」