◆堀田×福士ペアに、せつない涙が止まらなかった

美しい立ち振る舞いと存在感で観るものを圧倒した冨永愛に、狂おしいほどの愛憎を魅力たっぷりに演じた仲里依紗。どちらも目が離せない演技でしたが、個人的に一番心を打たれたのは、堀田真由×福士蒼汰の物語です。

ゆがんだ生い立ちから心を閉ざし、暴力的に振る舞うことで孤独や不安を紛らわしていた家光。堀田が家光の心の機微を丁寧に演じており、家光の心に寄り添いたくなるのです。彼女が流した美しい涙には、感泣でした。そして、そんな家光を優しく包みこむ有功(福士蒼汰)の姿がまたせつない!ふたりが苦悩しながらも貫いた純粋な愛のカタチに、感服しました。