大量の花粉で春の訪れを感じると共に、冬ドラマが終焉を迎えようとしています。淋しい。プライム帯はもちろん、深夜帯まで名作揃いだったこのクール。恋愛モノが多くラインナップされていましたが、そのなかから特に心が震えた3選をご紹介したいと思います。

◆大奥

まずは、今クールで一番評判が高いといっても過言ではないこの作品から。よしながふみの原作×森下佳子の脚本という最強タッグで、もともと期待の高かったドラマ10の『大奥』(NHK総合、火曜夜10時~)。

よしながふみ『大奥』
よしながふみ『大奥』 (ヤングアニマルコミックス/ 白泉社)
疫病で男性の数が激減し、男女が逆転したパラレルワールドを描いた作品です。まず、NHKが本気を出すと、ここまで江戸という時代を豪華な映像世界で魅せてくれるのかと感服。さらにキャスティングが激ハマり!原作・脚本・キャスト・制作陣…すべてに文句のつけどころがない作品です。すでに2023年10月からseason2で医療編/幕末編が描かれることも決定しています。