そんなイタリア野球に多大なる貢献を果たしたのが、今回、代表チームを率いる元メジャーリーガーのマイク・ピアッツァ監督だという。

「日本球界のパイオニアとしてメジャーに挑戦した野茂英雄氏がドジャースで投げていた時代に、捕手としてバッテリーを組んでいたことでも知られるピアッツァ。2000安打、 400本塁打を放った強打で知られ、 2008年5月に現役引退を引退し、2016年にアメリカ野球殿堂入り。イタリア系であることから、2006年の第1回WBCにはイタリア代表で出場していたが、2009年と2013年のWBCではコーチをつとめ、本選の予選ラウンド突破に貢献。イタリア野球界の発展に力を尽くす大人物であり、今回ついに監督に就任。緻密な野球でチームを準々決勝進出に導いた。日本にとって、手ごわい相手になりそうだ」(プロ野球担当記者)

 今回で5回目を迎えるWBCだが、日本がイタリアとWBCで対戦するのは初。WBSCの順位では日本が1位でイタリアが16位だが、ピアッツァ監督は大番狂わせを狙ってくるはずだ。