「かつて国際大会で無敵だったキューバは、続々と優秀なプレーヤーが亡命してアメリカでメジャーリーガーとなったために弱体化。しかし台湾も開催地としての大歓声に応えられず、キューバに大敗する結果に。序盤こそ、打線が好調なオランダの調子が良かったが、最終戦で手堅い野球をするイタリアにまさかの敗戦を喫してしまった。侍ジャパンのメンバーたちも、まさかイタリアと当たるとは思わなかったのでは」(スポーツ紙デスク)
イタリアといえば、これまでサッカーのFIFAワールドカップでは4度の優勝を誇り、国内リーグのセリエAはかつては世界最高峰リーグに位置付けられていた。
一方、 イタリアの野球はというと、1948年に設立されたイタリアおよびサンマリノの野球ト ップリーグであるセリエAが存在しているが、あまり知られていない。
「2021年以降はしっかり組織を確立し、従来の2部制を廃して1部制を採用。下位リーグはサッカー同様にセリエB、セリエCと呼ばれる。2021年シーズンは32球団、2022年シーズンは30球団が参加。ヨーロッパにおいて最もレベルの高い野球リーグのひとつであり、優勝チーム及び選考を勝ち抜いた2チームは欧州チャンピオンズカップの出場権を得ることができることもあり、人気は年々高まりつつあるが、サッカーの足元にも及ばないのが現状」(世界の野球事情に詳しいスポーツジャーナリスト)
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