ドラマ「HERO」や「リーガルハイ」シリーズ、そして現在放送中の『女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~』など、多くのリーガルドラマを手掛けてきたフジテレビの新たな代表作『イチケイのカラス』がついに映画化し、1月13日より公開中だ。翌日には映画版と直結するテレビスペシャルも放送され、さらに『女神の教室』とのクロスオーバーも実現した。

 フジテレビは『コンフィデンスマンJP -英雄編-』や『劇場版ラジエーションハウス』、『バスカヴィル家の犬』、『沈黙のパレード』、『Dr.コトー診療所』と、去年だけでドラマの映画化作品を5本も公開。2023年に入ってからも本作、そして秋に『ミステリと言う勿れ』の公開を予定するなど、“お家芸”とも言える人気ドラマの映画化スタイルを再加熱させている。

 別にフジテレビに限ったことではないが、地上波で人気があるからといって安易に映画化することには、テレビドラマの延長線上のような作品を量産されたところで、わざわざ料金を払ってまで観る価値があるのかという批判的な意見も多い。