峯岸みなみは本当に人気がなかったのか?

 峯岸が17歳の頃、AKBは「ヘビーローテション」を大ヒットさせた。この曲のMVで、峯岸はソロショットが0秒だったそう。こう言うと散々な扱いだったように受け取られがちだが、彼女はそもそも選抜に選ばれているのだ。非選抜から比べると、雲の上の存在。ソロショット0秒のメンバーなんて、他にも山ほどいたし。

 注目は、HKTのセンター・矢吹と峯岸の絡みである。

峯岸 「奈子ちゃんはわからないのか、この気持ちが」

矢吹 「ちょっとごめんなさい、わからなかった……」

 矢吹が峯岸をエグり、格差を見せつけたようなやり取りだが、正味の話、世間的な認知度や需要は圧倒的に峯岸のほうが上だろう。

 でも、それが峯岸にとってはジレンマだった。彼女を苦しめていた要因として、「知名度の割に人気がない」という境遇があったようだ。

「名前は知られてるのに握手会にあんまり列ができなかったり、それがリアルに見えるのが日々つらかったですね。『私のバラエティでの頑張りって何になってるんだろう?』って」(峯岸)