一方のサッカー界は、指導者になる場合はライセンスが必要で、引退した選手がすぐにJリーグの監督になることはできません。また、野球に比べれば監督やコーチの報酬も安い。先日、日本代表の森保一監督が年俸2億円で2年契約を結んだと報じられましたが、それは例外中の例外。引退後にサッカー界に残っても大して稼げないなら、“いっそ芸能界で”と考えるのは自然な流れです。
子どもの間では今やスポーツと言えば野球よりもサッカーで、今後はこういった図式が変わるかもしれませんが、サッカー選手のセカンドキャリアは、サッカー界が抱える大きな問題。平均年俸や生涯収入は、まだまだ野球に軍配が上がるのが現実です」(フリーのスポーツライター)
野球選手もサッカー選手も、引退してから本当の勝負が始まるのかもしれない。