◆初めての食事で“家族への恨み”を語られた

怒る男性
 初対面の日、待ち合わせ場所に現れた昌幸さんは、写真よりもイケメンな塩顔男性。2人は、昌幸さんが予約してくれていたランチへ。しかし、このランチタイムで美帆さんは思わぬ苦痛を感じることになります……。

 まずは軽い自己紹介から……と思い、美帆さんが家族のことを尋ねると、途端に昌幸さんは険しい顔になり、「実は家族と不仲で、特に親父のことは昔から憎んでいます」と告白。

 美帆さんは、あまり深く突っ込んではいけない話題だったと反省し、会話を逸らそうとしましたが、昌幸さんはスイッチが入ってしまったようで、延々と家族に対する恨みを語り続けました。

「彼は、弟のほうができがよく、いつも比較され、馬鹿にされてきたそうです。結婚も弟のほうが早く、美人で聡明な奥さんを貰ったため、家族の中で弟の評価はますます上がり、彼はより劣等感を味わっていると言っていました」

 だから、僕は弟よりも綺麗で賢い奥さんを貰って、あいつと自分を馬鹿にしてきた家族を見返したい。そう熱く語る昌幸さんを見て、美帆さんは彼との将来が考えられなくなりました。

「彼にとっての結婚は、弟や家族を見返すもの。そんな復讐のために利用されるのは嫌だなと感じたので、今回限りの関係にしようと思いました」