「怒られるので控えめに書いてほしいんですけど……」

「もともと文章を書くのが好きで、合間、合間でちょこちょこ三題噺や小説は遊びみたいな感覚で書いていて。ファンの方が「読んでみたい」と言ってくださったこともあって、今回書きたいなと思いました」と、今回の執筆背景を語った宮田。

 宮田が大学でも学んだという、大好きな万葉集をモチーフとした連作短編小説集とのことで、万葉集の魅力を次のように述べた。

「万葉集にはいろんな歌人が詠んだ歌が詰まっているんですが、けっこう自由に自分で解釈を考えられるところが魅力ですね。いろんな資料にあたって自分で調べていく時間が本当に楽しいです」

 収録されている5つの短編小説作品で一番お気に入りの作品を聞かれると、「『紅梅色』という話が一番時間がかかっていて。ネイルが好きな女の子が出てくるんですが、私と共通点があるのでお気に入りです。私も最近すごくネイルにハマっているんですが、今日もパーツとか付けてネイルしているんですよ。あ、写真どうぞ(笑)」とコメント。