共働きなのに家事分担の比率がおかしい!

 

ゴミ出ししかしないくせに「俺って家事を手伝ってる方だな!」とぬかす旦那がムカつく。

 

うちの夫は”言わないと”手伝ってくれない…。家事を公平に分担したい!

このような不満を抱えながら生活しているワーママさんへ。今回は共働きの家事を公平にする秘策をお伝えします。

この記事で分かること
  • 共働き家事の”〇つの仕分け術”
  • 家事ストレス半減!”楽カジ”の極意
  • 夫が家事をしないのは実は妻のせい?無意識にしてしまいがちな”家事ハラ”とは?

など、共働きの家事分担にお悩みの人、必見の内容をお伝えします。

共働き世帯が全体の7割に迫る中、日本では家事=女性という意識が未だにぬぐい切れていません。夫に自ら意識改革をして欲しいものですが、なかなか難しいというのが現状ですよね。

家事がスムーにいけば、仕事やプライベートにも意欲的に取り組めます。この記事を、是非ご夫婦で読んで頂ければ幸いです。

1.共働き”子あり”の家事・育児分担は【妻=夫の約4倍】という衝撃

「共働きなのに、自分ばかりが家事をしている…。」このような悩みを抱えているのは、あなただけではありません。

『PRIME』より引用
(画像=内閣府「共同参画」,『PRIME』より引用)

こちらのグラフは、【夫婦+子ども(就学前)の共働き世帯】における、1日当たりの家事等時間と仕事等時間を男女別に示したものです。

  • 女性:家事育児時間 4時間38分
  • 男性:家事育児時間 1時間57分

いかがでしょうか?

共働きにも関わらず、妻が夫の約4倍ほど家事や育児を行っていることが分かりますね。

『PRIME』より引用
(画像=内閣府「共同参画」,『PRIME』より引用)

また、共働き等世帯数の推移をみてみると、令和元年には共働き世帯が1,245万世帯を超えました。なんと、共働き世帯が全体の約68%を占めるにまで増加しているのです。

それにも関わらず【家事・育児の負担は圧倒的に妻の方が多い】というのが、今の日本社会の現状なのです。

では、なぜこのような事態が起きているのか?妻と夫それぞれの言い分を、次章でみていきましょう。

2.【夫vs妻】ストレス爆発?共働きの家事分担言い分

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

(1)共働きの家事分担:妻の言い分

①お願いしたことだけでもして欲しい

35歳・パート

うちの旦那は、お願いした家事すらしてくれない。自主的に家事をしてくれるなんて、夢のまた夢だわ。

35歳・パート

頼んだことすらしてくれない旦那さんも少なくありません。

  • しつこく頼むと機嫌が悪くなる
  • 頼んでも動き出すのが1時間後

など、「もう自分でやった方が早いわ!」そんな境地に至っているワーママさんもいるでしょう。

でも、このままではいつまでたっても家事分担なんでできません!一度、腰を据えて話し合うことも大事です。

②夫の家事レベルが低すぎる

39歳・法律関係

夫の家事レベルが低すぎる。洗濯機を回したまま干さない。食器を洗っても汚れが残ったまま。これじゃ、手伝ってもらう意味がありません。毎日文句ばかり言ってしまいます。

39歳・法律関係

夫の家事レベルが低すぎて、手伝ってもらうのを諦めている人もいます。

しかし、そうは言っても共働きでワンオペ家事は辛すぎますよね。夫への不満がどんどん膨れ上がり、夫婦仲が悪くなる人も少なくありません。夫の低レベルな家事が、二人目出産をためらう原因になることもあるようです。

③家事効率が悪い

38歳・メーカー正社員

うちの夫は家事効率が悪すぎます。家事に集中しすぎて子どもをみてないこともザラ。もう少しテンポよく、全方位に目を向けて効率よく家事をこなしてほしい。

38歳・メーカー正社員

実は男性と女性では脳の作りに差があり、特に”脳幹”の太さは男女の行動や思考に様々な影響を及ぼすと言われています。

【男性】脳幹が細い 【女性】脳幹が太い
メリット ・考えがブレない
・一つのことに集中する
・察する能力が高い
・同時に2つのことができる
・言わなくても分かる
デメリット ・言わないと分からない
・同時に2つのことができない
・考えがブレる
PRIME|産後の嫁がムカつくパパへ。結婚10年目!夫婦危機を乗り越えた夫から6つのアドバイス

こちらの表をみて分かるように、男性は女性のように察したり空気を読んだりするのが苦手です。

  • 同時に複数の家事を行う
  • 子どもの面倒をみながら家事をする
  • 空気を読んで必要な家事をする

このような”効率的な家事”は、男性には難しいことが多いのです。

ママからみると全然ダメでも、実は一生懸命家事をしていることパパも少なくありません。それなのに文句を言われると、益々家事嫌いになるので気を付けましょう。

この記事の最後では ”家事ハラ”についても詳しくご紹介しています。是非最後までお読み下さい。

(2)共働きの家事分担:夫の言い分

①家事をする時間がない

36歳・IT関連

自分の場合、家事を”しない”のではなく”できない”んです。仕事がら家に帰宅するのはいつも22時をまわっており、朝も7時前には出発します。どう頑張ってもごみ捨てくらいしかできないです。

こちらの男性のように「平日は物理的に家事を手伝う時間がない。」という男性は少なくありません。確かに、平日10時を回っての帰宅では満足に家事をする時間もないでしょう。

でも、休日はどうでしょうか?

もし休日も家事をしないなら、”時間がない”という理由の裏に「実は家事が苦手。」「そもそも自分がするものではないと思っいる。」という本音が隠れているかもしれません。

②やり方が分からない

40歳・公務員

家事のやり方が分からない!文句を言いながらも妻がしてくれるので、つい頼っている面があるかも。反省…。

40歳・公務員

実家暮らしが長かったった男性の場合、単に「家事のやり方が分からない!」という人も少なくありません。この場合妻が教えれば出来るようになるので、長い目で”夫を育てる”覚悟を持ちましょう。

それより厄介なのは、次で紹介するパターンです…。↓↓↓

③家事=妻がやるものと思っている

メーカー正社員・45歳

自分が家事を手伝う意味が理解できない。僕の方が妻より圧倒的に長時間働いているし、収入も多い。それなら、妻が家事担当で僕は大黒柱でいいんじゃないの?

メーカー正社員・45歳

はい。いまだにこの種の男性はいるんです。「こんな夫いるんだぁ。」と不思議に思えたあなたは、幸せ者かもしれません。

実は、私の夫が元このパターンの男性でした。

夫の場合、自分の父親が家事をしているところを見たことがなかったらしく、なぜ自分が家事をすべきなのか本気で理解できなかったようです。「自分の方が稼いでいる。」、「時間がない。」と、何度も言われました。(今考えるとモラハラですよね!)

そんなタイプの男性なので、産後はもう地獄でした。「いつまで産後って言うんだ?」と産後4ヶ月の時に言われ、「今でしょ!?」と…。もうギャグですよね。

でも、そんな夫も今では”イクメン家事マン”に変身できました!

洗濯・ごみ捨ては毎回夫担当。玄関掃除やトイレ掃除も定期的にしますし、子どもの送り迎えや買い出しも嫌がらずにしてくれます。

では、なぜ私の夫が変わることができたのか?それは、入念な”家事仕分け”のお陰なんです。