考えてみれば、ウエストランドはM-1の漫才でいろんなものに言及していた。が、今から振り返るとR-1のくだりが一番印象に残っている気がする。それはおそらく、そのくだり自体のインパクトに加え、M-1後のバラエティ番組でピン芸人とウエストランド(特に井口浩之)がやり合うシーンを何度か見たからだろう。
さまざまな番組で繰り返し取り上げられるネタのくだり。それはいつしか「R-1には夢がない」といったフレーズとして定着していく。今回のR-1決勝のオープニングも、そんな流れのなかにある。
R-1には夢があるのか? そんな問いは、26日に関西ローカルで放送されていた『桃色つるべ』(関西テレビ)でも投げかけられていた。ゲストはR-1チャンピオンのあべこうじと佐久間一行、ファイナリストの常連だったおいでやす小田だ。彼らとMCの笑福亭鶴瓶やももいろクローバーZのトークが繰り広げられるなか、やはり問われたのは「R-1に夢は?」である。
問われたあべは「まぁ……ないなと思いましたね」と一旦ボケつつ、「実際はありますよ」と返した。
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