『ねほりんぱほりん』友情結婚、それでも女性には手の込んだ料理を求める
ハルさんと結婚したお相手は、「性行為が苦手」「恋愛対象が女性か男性かもわからない」という女性で、事前に「お互い恋人を外に作ってもいい」と決めているという。「僕の場合は恋愛感情が男性に向かっているので、せめて形だけは“普通の結婚”っていう理想的な形にして、心の部分については、本当に自分が好きな人で補っていく。そういうことができるのが、友情結婚のメリットかなって」とハルさんは語った。
デメリットは、「恋愛感情がないので、結構物事をシビアに考えちゃう部分」だそう。例えば、収入が妻より多いハルさんは、家事をこなす量が平等ではないのでは? と考えてしまうとか。「一緒に生活を始めてまだ3日目くらいのときに、麺に粉末スープかけただけの焼きそばみたいな、そんなのが出てきた」と具体例を挙げた。
「結婚相談所の冊子には『一般的な料理なら作れます』って書いてあった」ことから、ハルさんの中では期待外れだった様子。「好きな気持ちがあれば、3日目でそれは出てこないと思う」「好きな人には出さないよな……と」「好きな人だったら、料理を自分から作ってあげたいって思えると思うんです」と語っていた。
どうやらハルさんには、「麺に粉末スープをかけただけの焼きそば」は相手への愛情不足であるという考えと、「好きな人には料理を自分から作ってあげたいと思うはず」との偏見にも似た決めつけがあるよう。それゆえ、「恋愛感情は持ってほしくないけど、もっと大事にはしてほしい」という複雑な感情に悩まされているようだった。
恋愛や結婚をめぐって、世間体というものに悩まされ続けているハルさんだからこそ……なのか、固定観念にがんじがらめになりやすいタイプにも見える。
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