お次は、青木功日本ゴルフツアー機構(JGTO)の会長が、もう辞めたいと涙ながらに漏らしているというお話だが、どうもよくわからないので、デイリー新潮(3月1日)を引用してみていきたい。
2016年から日本ゴルフツアー機構(JGTO)の会長を務める青木功(80)。就任以来、男子ゴルフ界の立て直しを行ってきた“救世主”ともいえる存在だが、副会長を務める「ABCマート」創業者によるクーデターが……。青木会長は周囲に辞任を示唆しているという。
「この間、青木会長と電話で話していたら“僕はみんなに支えられながらやってきたけど、もうこれ以上は無理だよ……”と泣き出してしまったんです。“世界の青木が何言ってんのよ”と励ましたんですが、ご本人は相当心労がたまっているんだろうと思いますよ」
その原因は、副会長である三木正浩(67)にあるという。
「JGTOでは昨年来、会長の青木さんと、副会長の『ABCマート』創業者・三木さんの対立が深まっていました」
と解説するのは、JGTOの内情に詳しい、さるベテランゴルフ記者である。三木は、一代で靴の小売大手「ABCマート」を築いた新興財界人で、資産4千億円を超える大富豪としても知られる。
「二人の関係は今やもう修復不可能で、人を介さないと会話ができないほど。青木さんは周囲に“三木さんとはもう一緒にできない”“三木さんが辞めないなら自分が辞める”とこぼしています」(同)
三木氏は、一代で靴の小売大手「ABCマート」を築いた新興財界人。
異変があったのは昨年1月、谷原秀人選手が選手会の会長に就任してからだという。谷原氏は三木氏を理事に入れ、副会長に就任させるよう強引に要求。同年3月、実際に三木氏は副会長に就任している。
「副会長になるや、三木さんはJGTOの運営に批判的な言動を繰り返すようになったんです。それも、理事に直接ではなく、事務局のスタッフや選手に対してです。いわく“青木体制ではダメだ”“自分に仕切らせたらツアーは5試合以上は増える”“俺の言うことを聞かないとクビだぞ”“理事の人数が多すぎる”といった具合に……」(同)
さらには、専務理事である上田昌孝を名指しで誹謗することもあり、青木会長は板挟みの状態になっていたのだ。
当事者たちは何と言うか。まずは三木に聞くと、
「いや、青木さんとは対立なんかしていませんよ」
と否定した上で、「最近は会っていません」と語るのだった。一方、難しい状況に立たされた青木会長に聞くと、
「詳しいことは言えませんが、今後のJGTOの健全な執行体制について関係各位と協議し、課題の解決に向けて最大限努力しているところです」
だが、新潮が直撃した翌日の2月28日に、三木は理事と副会長の辞表を提出したという。今回は青木会長の“泣き落とし”戦術(?)が功を奏したようだが、まだ火種は燻っているようだ。
私は、日本のゴルフは女子だけにして、男子のツアーはメジャー大会だけにする。そこを勝った選手はアメリカやヨーロッパ、今度できたサウジのツアーに参加して腕を磨けばいいのではないか。
少数精鋭。もはやそれでしか生き残れないのではないか。そう思っているのだが。