――「推し」にしているTravis Japanの魅力を教えてください。
志茂田 最初は松倉海斗くんの服装が気になるというファッション面から始まったんですけど、何となく「動き」が気になるグループだと思っています。「動き」というのは、ダンスの動き、歌を歌うときの動作とかも含めて。彼らはダンスの切れ味が本当に「キレッキレ」という感じですからね。
音楽的には、トラジャは昨年「JUST DANCE!」で世界配信デビューしましたけど、それより彼らが「キスマイ兄さん」と慕っているKis-My-Ft2の「FIRE BEAT」のカバーとか、キスマイのサポートで作られた「Talk it! Make it!」なんかが僕は好きですね。メンバー7人の表情もそれぞれに少しずつ味わいが違うところがあって、全体的にキラキラはしているけれども、どこか雰囲気がそれぞれ異なるおもしろいアイドルグループだなという感じがするので、それで気に入ってるというのがあります。彼らを見ていると、こちらが新たな力、83歳になって「新たな力」なんて言ったら笑われちゃうけど、小さいかもしれないけど、新たな力をもらえているのかなと思いますね。
――ブログでは、ドラマ界において「ジャニーズWESTの時代がくる」と予言されていましたが、彼らの印象は?
志茂田 ジャニーズWESTを知ったのはせいぜい3年ぐらい前なんですが、彼らはグループとしてはけっこう年季を積んできてますけど、キャリアを重ねていく過程で、いい意味で「脱アイドル」をしてきたのではないかという印象があります。もちろん「アイドル」というものを核に置いてはいるのですが、その中に素朴さがあるんですね。
重岡大毅くんにしても、桐山照史くんにしても、何となく庶民的な雰囲気があるんですよ。重岡くんはドラマ歴が古いですけど、俳優として成長していく中で、そういうものをにじみ出させるようにしてきたのかな。重岡くんについては、去年は主演ドラマの『雪女と蟹を食う』(テレビ東京系)で楽しませてもらいましたけど、どこか抜けてる感じを「理」の部分で演じられるところがあって、アイドルという軸がありながら、俳優としてはうまく「脱アイドル」ができている。桐山くんは2021年に主演した『ゲキカラドウ』(同)の続編が今春から始まるという報道がありましたけど、ドラマでは激辛をいとわず突っ込んでいく一方で、ヘマをやったりとかして、どこかアホさ加減を見せてくれる。そこが観ていて安心感を与えてくれますね。だから、続編を今から楽しみにしてるんです。