――ジャニーズファンになったきっかけを教えてください。

志茂田景樹(以下、志茂田) 僕は2017年に関節リウマチと診断され、2019年に腰椎を圧迫骨折したことで、リウマチが悪化しました。それ以来、車いす生活になっています。現在は「要介護4」の車いすユーザーということで、生活の全般でけっこういろんな支援が必要になっているんですが、その影響ですごく世界が狭くなったんですよ。というのも、3カ月に一回の病院への通院と、ほぼ3カ月に一回の美容院通いしか外出することがないんです。つまり、1年にたった8回しか外に出る機会がないし、病院へ行ったとしてもほとんど待合室にいるわけです。とても世界が小さくなった。

 でも、今はネットがあるじゃないですか。そのネットで、社会の変化とか、今の若い人たちが何を考えているのかとか、10代後半の子はどんな話し方で、どんな言葉遣いをしているのか、とかね。そういうことをどんどん知っていく過程で、以前はあまり興味がなかったジャニーズグループの情報に触れる機会があったんです。

――もともとは、ほとんどジャニーズにご興味がなかったんですね。

志茂田 興味があったのはSMAPだけ。彼らの人気が急上昇していた頃、僕は『笑っていいとも!』(フジテレビ系)とか『桜っ子クラブ』(テレビ朝日系)とかの番組で何度か共演したんですね。まだ森(且行)くんがいるときですね。その後、メンバーそれぞれとの共演もいっぱいあったので、なじみがあるからSMAPは興味がありましたけど、そのほかのジャニーズにはあんまり関心がありませんでした。