初回は、幼なじみで婚約者の矢野翔太(櫻井海音)を追って空豆が上京するも、いきなり結婚の話はなかったことにしてくれとフラれる。そんな空豆は福岡や東京で何度も音と偶然の出会いを繰り返し、音をいろいろと振り回した末に、最終的には音の下宿先にやってくる……というものだった。
「前評判どおり、“令和版ロンバケ”といった感じでしたね。コンポーザー志望である音が、レコード会社のA&Rから楽曲にダメ出しをされる際、恋愛経験の乏しさを指摘されるあたりは同枠で昨年1月期に放送された『ファイトソング』を、エンディングでメイン2人が躍るあたりは同じく同枠の『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)も彷彿とさせる部分もありましたが……。イヤホンを拾った見ず知らずの相手といきなり『イヤホン片耳派?』『ヨルシカ好きなの?』と会話を広げたり、なぜか音が鼻歌で録音しただけのメロディを聞かせようとしたり、ホテルのベランダから『ロミオとジュリエット』ばりに名前を教え合ったり、出会ったばかりなのにすんなり下の名前で呼び捨てしあったりと、メイン2人の“トレンディ”な応酬は今の時代、ある意味新鮮でした」(テレビ誌記者)
“北川節”がさく裂したストーリー展開や設定にはツッコミも殺到している。