公園で暮らしているホームレスの鳩おばさんに助けられたケビンは男に捨てられたことでひとりぼっちの生活を続けているおばさんの身の上話を聞き、「本当にひとりぼっちになるのは辛いだけ」ということに気づく。そしてクリスマスの売り上げはすべて子供病院に寄付しようというおもちゃ屋で強盗を目論む泥棒コンビをやっつけるべく、罠を仕掛ける。ケビンと泥棒コンビの対決が始まるころ、ママはケビンの行方を求めて街をさまよっていた。

 前作は家にひとりぼっちで取り残された子供が、侵入してきた泥棒を仕掛けた罠で撃退するというやり取りが笑いを誘い、作品のフォーマットが一作目で出来上がっているので続編も同じ展開が繰り返される。ただし前回は家の中で、今回は外。ケビンは改修中で無人になっている叔父のアパートに念入りな罠を仕掛けた上でおもちゃ屋で強盗中の泥棒コンビの写真を撮って、ショーウインドウを叩き割り、警報放置を作動させる。

 怒り心頭の二人をうまくアパートに誘い込んで仕掛けた罠に嵌めていく。泥棒コンビはブロックを投げつけられたり、ハシゴから落ちたり、ネイルガンで釘を撃ち込まれたり、頭髪を燃やされたり、前作でやられたペンキ缶の罠を避けたところに鉄パイプをぶつけられたり……ってやられ放題。その度に派手なリアクションをとる泥棒コンビが観客の笑いの渦に巻き込む。