ところが、制作を手がけるツインエンジンは2月28日に「2023年内の公開を予定しておりました『劇場版モノノ怪』は、公開時期を延期させていただくこととなりました。誠に申し訳ございません」と公開延期を発表し、さらに「また薬売り役のキャストを変更をすることと致しました」と主人公のキャスト変更を報告した。制作応援クラウドファンディングで約6000万円を集めていたが、公開延期とキャスト降板に納得できないという支援者には返金対応するという。

 突然のキャスト変更の理由について、同社は「『劇場版モノノ怪』は舞台を大奥に移し、女性たちの苦しみと救済を描こうとしております。その作品性の観点からの決断となります」と説明した。つまり、降板は櫻井の女性スキャンダルの影響を鑑みての判断のようだ。

 櫻井は昨年秋に「文春オンライン」(文藝春秋)で既婚者であることをスクープされ、その直後に同メディアに「約10年間にわたって自身のラジオ番組の放送作家をしていた女性Aさんと交際し、元声優の別の女性と結婚してからも既婚者であることを隠して不倫していた」と報じられ、櫻井との結婚を考えていたAさんはショックで救急搬送された末に作家業を引退したと伝えられた。

 櫻井は報道を事実と認めて謝罪したが、今年1月に再び「文春」がアニメ業界で働く“第3の女性”とも不倫関係になっていたと報道。加えて女性誌で、さらなる“被害者”の存在をほのめかす記事も掲載された。